「花粉皮膚炎」に要注意!敏感肌女子が気をつけるべき事は?

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花粉が飛散する時期になると、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどで悩む人が多くなります。
花粉症の症状は辛いので、何とかしたいと思う人が多いでしょう。

そんな辛い症状を引き起こす花粉は、実は肌にも大きな影響を与えるのです。
花粉が原因の肌荒れは、「花粉皮膚炎」と呼ばれています。
今回は、そんな「花粉皮膚炎」がどのようなものなのか、「花粉皮膚炎」を防ぐための方法はあるのかといったポイントに注目してご紹介しましょう。

■花粉が肌に影響を与える原因とはいったい!?

花粉が飛散する時期になると、肌が荒れやすくなるという人はいませんか?
実は、その肌荒れは花粉が影響を及ぼしている可能性があるのです。
特に花粉症の人は、「花粉皮膚炎」になりやすいと言われています。
なぜかというと、花粉にはタンパク質分解酵素が含まれていて、その酵素が皮膚の細胞内にあるカルシウム濃度を上げてしまうからです。
カルシウム濃度が上がると、肌のバリア機能が低下してしまうことが資生堂リサーチセンターの研究で分かっています。
また、花粉症が発症する時期には、肌の水分蒸発量が増えます。
そのため、肌の中にある水分が少なくなってしまい、刺激感覚が高くなってしまうのです。
刺激を受けやすくなってしまった肌は、ちょっとした刺激でもダメージを受けてしまうため、肌荒れにつながってしまいます。

このような花粉皮膚炎によって現れる症状として特徴的なものの1つに、赤みの強い発疹があります。
それ以外にも、小さなぶつぶつが広がったり、瞼や頬などが全体的に赤くなったりするという症状が表れるケースもあります。
アトピー性皮膚炎を持っている人は、花粉の影響でその症状が悪化してしまう可能性もあるため、きちんと対策をしなければいけません。

■肌免疫が弱って花粉皮膚炎になったらどうすれば良い?

もしも、花粉皮膚炎になってしまった場合、医療機関を受診すべきです。
花粉皮膚炎は、接触皮膚炎と同じような治療法が効果的だと言われているため、ステロイド剤や抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬などが処方されます。
これらの薬を使用することで、症状を抑えられるでしょう。
しかし、薬に頼るだけではなく、できるだけ花粉と接触しないような生活を心掛けることも重要になります。
外出時にはマスクやメガネ、帽子を着用し、室内に花粉を持ち込まないようにすることも花粉皮膚炎を改善させるためには必要です。

■花粉の影響で肌免疫が弱るとはどういうこと!?

私たちの肌には、免疫があります。
しかし、花粉の影響でその免疫が弱ってしまうのです。
それが先ほど紹介したダメージへとつながっていきます。
肌の免疫は、肌免疫と呼ばれていますが、肌免疫が低下してしまうと私たちの肌はどんどんダメージを蓄積してしまうでしょう。
そのような事態を防ぐためには、肌免疫について知っておかなければいけません。
では、肌免疫とはどのようなものか見ていきましょう。

【肌免疫とはどのような役割を持つのか】

肌免疫は、細菌やアレルギー物質、ウイルスなど私たちの体にとって有害な物質から守ってくれる働きのことです。
免疫というのは、その物質が有害なものか、無害なものかを瞬時に見分け、有害のものだけを攻撃します。
肌免疫もそれと同じような役割を持っています。
肌免疫においては、ランゲルハンス細胞という樹状細胞が司令塔として働き、有害なものを攻撃していくのです。
分かりやすく言うと、「肌のガードマン」のような役割を担っているということになります。
そんなランゲルハンス細胞の働きによって、肌に悪影響を与える物質を感知し、綺麗に掃除できます。
さらに、刺激反応を鎮静化させる働きもランゲルハンス細胞にはあるので、肌へのダメージを軽減させる効果も期待できるでしょう。
つまり、ランゲルハンス細胞の数を最適な状態に保ち、働きを強化することができれば、肌を健康的な状態に保ち続けられるのです。

【肌免疫が弱っていると花粉の影響も受けやすくなる】

肌免疫が弱っていると、様々な有害物質の影響を受けやすくなります。
それは、花粉も例外ではありません。
健康的な肌の場合は、花粉など有害な物質が侵入しても、排除するための反応が起こりますが、事が済めば落ち着きを取り戻します。
そのため、肌のトラブルになることはほとんどないと言えるでしょう。
しかし、肌免疫が弱っている場合は、有害な物質を排除するための反応が過剰になってしまいます。
そして、乾燥肌や肌荒れ、かゆみ、吹き出物などの肌トラブルが起こってしまうのです。
様々な肌トラブルは、肌が持つバリア効果が修復するスピードを遅くしてしまう原因にもなります。
このような状態になってしまうと、肌荒れになりやすいだけでなく治りにくくなってしまいます。

■肌免疫を強化させるためにはどうしたら良い?

肌免疫が弱ってしまうことで、先ほど紹介したような肌トラブルが起こりやすくなります。
それなら、肌免疫を強化できれば良いということになるでしょう。
では、どうすれば肌免疫は強化できるのでしょうか?

【紫外線対策や乾燥対策ができるようなスキンケアを心掛ける】

紫外線や乾燥などの外から受ける刺激は、日焼け止めや保湿効果の高いスキンケア商品を使うことで軽減できます。
毎日丁寧なケアをする時間が作れないという人でも、日焼け止めだけは忘れないようにしましょう。
紫外線は、肌に大きなダメージを与えるからです。
また、洗顔後に保湿クリームなどをしっかりと塗布することも重要なポイントになります。
毎日のスキンケアによって、肌トラブルを回避できる可能性があるので、意識してみてください。

【偏りのない食事を意識する】

毎日の食事は、私たちの体を健康に保つために重要な役割を担います。
もちろん、肌の健康にとっても食事は重要です。
外食が多かったり、市販のお惣菜を食べたりする機会が多いという人であっても、緑黄色野菜を積極的に摂取するようにしましょう。
人参やほうれん草などの緑黄色野菜には、皮膚や粘膜などの免疫力を高めてくれる効果が期待できます。
生野菜を食べることが難しいのであれば、野菜ジュースを飲むようにしてみてください。

【生活のリズムを整える】

毎日の生活のリズムも、免疫に大きな影響を与えます。
生活リズムが整っていると、免疫細胞が必要な時にしっかりと働き、そうでない時はしっかりと休めるようになるのです。
そのためには、睡眠時間をしっかりと確保しなければいけません。
仕事が忙しいと睡眠時間を削ってしまいがちですが、最低でも1日6時間~7時間は睡眠を取るようにしましょう。
そうすることで、生活のリズムが整い、免疫細胞も正常な働きをしてくれます。

【ストレスを溜め込まないようにする】

ストレスは、私たちの体に良くない影響を与えます。
もちろん、肌にも悪影響を与えてしまいます。
ストレスは常に私たちに降りかかっているため、全くなくすことはできません。
しかし、できるだけ溜め込まないようにすることはできるでしょう。
ストレスをゼロにするのではなく、解消できる手段を見つけられれば、ストレスを溜め込む量は少なくなります。
ストレス発散方法を見つけられれば、肌への影響も軽減できます。
もちろん、ストレスの発散方法が見つかったからと言って、すぐに免疫力アップにつながるわけではありません。
ストレスを溜め込まずに定期的に発散できるようになっていけば、肌の調子も良くなっていくはずです。

■花粉皮膚炎対策、皆はどうしてる?

続いては、花粉皮膚炎で悩んでいる人はどのような対策をしているのか見ていきましょう。

“皮膚科に行ったら「#花粉症皮膚炎。あなたは一年中、洗濯物を外に干してはいけません」と言われました。#部屋干し にしたらだいぶ改善しました”

花粉皮膚炎は、花粉が肌に付着することで炎症を起こします。
そのため、外に洗濯物を干すと症状が現れるリスクが高まります。
皮膚科でこのような指導をされるのは、出来るだけ花粉と接触しないようにするためなのです。

“そろそろ花粉症の症状が出てる方もチラホラ。今年は乾燥気味だからか、皮膚炎も多いようです。皮膚のバリア機能を維持するには潤いが大切。スキンケアと合わせて、白い食品も意識して食べましょう。レンコン、大豆製品、百合根、ごま。それと貝類もおすすめです。 #薬局黒板 #花粉症皮膚炎 #柿の木薬局”

花粉症皮膚炎は、肌のバリア機能が弱まってしまうと症状が出やすくなります。
肌のバリア機能を整えるためには、食生活も重要なポイントです。
レンコンや大豆製品などの白い食品には、肌に良い成分が含まれているため、意識して取り入れてみてください。
すぐに変化は出ないかもしれませんが、少しずつ肌の質が変化していくはずです。

“花粉皮膚炎が酷くて困ってます。
病院でセチリジンって飲み薬とベシカムクリームって塗り薬もらって使ってるのに一向に改善されず…痛みと赤い発疹でボコボコ。
他に何か良い薬ないですか?
化粧は下地だけ、マスク、メガネ、花粉ガードのスプレーは対策済みです。

#花粉皮膚炎
#花粉症皮膚炎”

花粉症皮膚炎で悩んでいる人の中には、このように効果的な対策は何か模索をしているという人も少なくありません。
花粉症の影響で肌が敏感になるとうことを知らない人もたくさんいるため、効果的な対策方法がなかなか見つからないからです。
花粉症皮膚炎がもっと知られるようになれば、情報を共有することもしやすくなるのではないでしょうか。

“タウロミンは皮膚の薬でもあるので、これを飲むようになってから、皮膚がかさつくことはほぼなくなりました。
でもそれでも、今年のように飛散量が多い時には部分的に肌がかさついたりすることもあります。
そんな時には、コーフル軟膏という、非ステロイドの皮膚の軟膏、それをかさついた部分に塗ります。”

花粉皮膚炎になると、肌がかさつきやすくなります。
そのため、しっかりとした保湿が必要になるのです。
そのような時に、軟膏を使用するとかさつきが軽減すると言われています。
この方は、コーフル軟膏をいうものを使用したら、かさつきが軽減したと言います。
もちろん個人差はありますが、軟膏の利用が効果的な人もいるということです。

“今日は紫外線からも花粉からもお肌を守りたい日。
スキンケアはしっかり行いましたか?
日焼け止めは塗りましたか?
かぶれなければ下地やファンデーションも塗ってください。
#BA #美容部員 #デパコス #コスメ好きさんと繋がりたい #花粉 #花粉症皮膚炎 #花粉皮膚炎 #スキンケア #敏感肌”

花粉皮膚炎から肌を守るためには、毎日のスキンケアも重要です。
日焼け止めはもちろん、下地やファンデーションもしっかりと塗ることで肌に花粉が付着することを防ぎ、花粉皮膚炎による症状を軽減できるでしょう。
肌にトラブルがないのであれば、ファンデーションなどもしっかり塗ることをおすすめします。

“初めて症状が出たときは、急に顔が痒くて、ブツブツして、我慢できずに皮膚科にダッシュしました。アトピーが出てきたのかと思いました。でも家から出ると症状が始まる。マスクの横の防御出来ていない所がかゆい!!
家に帰ってお風呂に入ると痒みは消えるという不思議。
#顔痒い
#花粉症皮膚炎”

外出時にしっかりと花粉をブロックできれば、症状が強く表れないという人もいます。
花粉皮膚炎の症状で悩んでいるという人は、できるだけ肌に花粉が付着しないような工夫をしてみると良いでしょう。

花粉皮膚炎は、聞き慣れないという人も多いのではないでしょうか?
そのため、対策方法を模索しているという人も少なくありません。
しかし、肌免疫を高める工夫をすると、花粉皮膚炎になりにくくなります。
肌免疫を高めるためには、紫外線対策や乾燥対策ができるようなスキンケアを心がける、偏りのない食事を意識する、生活のリズムを整える、ストレスを溜めこまないようにするといった工夫をする必要があります。
もしも、花粉皮膚炎で悩んでいるという人は、このようなポイントを意識してみると良いでしょう。