乾燥によってカサカサして皮が剥けたり、唇の荒れに悩んでいる人は多いはずです。
唇が荒れていると、出血や痛みが伴ったりリップがきれいに馴染まなかったり、大好きな彼とのキスも躊躇してしまいます。
皮膚粘膜が薄い唇は皮脂線もなくバリア機能が低く、デリケートで荒れやすいです。
今回は、おすすめのリップクリームや唇が荒れる原因、正しいリップケアなど唇が荒れないために役立つ情報をご紹介しましょう。
■荒れにくいリップ6選
・LUSH 「シュガープラムフェアリー リップスクラブ」
こちらはLUSHの冬限定のリップスクラブです。
ホホバオイルとスイートオレンジオイルが配合されていることや、砂糖でできたスクラブが優しく古い角質を取り除き、唇に潤いを与えてしっかり保湿してくれます。
角質を取り除かなければ、上から保湿をしてもちゃんと保湿をすることができません。
シュガープラムフェアリー リップスクラブなら角質を取り除きつつ、しっかり保湿もしてくれるので優秀なアイテムだと言えるでしょう。
使い方は、適量を唇の上に乗せて指の中で最も力が入りにくいと言われている薬指の指先を使いマッサージしながら馴染ませます。
よく馴染ませたら濡れたコットンで優しく拭き取るだけです。
ポイントは、古い角質が溜まりやすい唇の周りを少しオーバー気味にスクラブすることです。
さらに、潤いが逃げないように上からリップバームを乗せれば完璧な保湿ができます。
他のスクラブはオイルが多く入っており、ベタベタするものが多いですが、こちらはべたつきも少なくサクッと塗ることができます。
LUSH特有の甘い香りが特徴で色はピンクに近い紫色です。
冬限定品の特典としてキラキラが入っており、可愛いと女性から人気を集めています。
この限定品以外にも、LUSHにはベリー系やはちみつ系など様々な香りのリップスクラブがあるので、ぜひ自分好みのリップスクラブを見つけてみてください。
・資生堂 「モアリップ」
こちらは大手企業の資生堂が手掛ける医薬品リップクリームです。
色は無色で匂いもなく、直接唇に塗ることができるチューブタイプのリップクリームです。
伸びが良く、しなやかな塗り心地が特徴で、手を汚すことなく唇に塗ることができます。
唇の荒れが一気に治り、ぷるぷるな唇が手に入るとネットや口コミなどで評判となっています。
5つの有効成分が乾燥しカサカサで皮が剥けている唇や、ひび割れやかゆみ痛みがある口唇炎、口角炎など様々な唇の荒れに効き、素早く治してくれます。
その5つの有効成分とは、アラントイン、グリチルレチン酸という唇の炎症を抑え修復してくれる抗炎症成分、皮膚粘膜の健康を保つ働きがあるビタミンB6、パンテノール、皮膚の新陳代謝を促す働きのあるビタミンEです。
洗顔後メイク前に塗っておき一番最後に口紅を塗ればしっかりと馴染んでくれるでしょう。
・ユースキン製薬 「ユースキン リップケア」
ビタミンEとグリチルレチン酸ステリアルの2つの有効成分と、スクラワンとホホバオイルの2つの天然トリートメント成分が配合されたリップクリームです。
色は黄色で匂いは少し薬用の独特な匂いがします。
薬の匂いが苦手な人には向かないかもしれません。
こちらはモアリップと同じくらい、炎症を抑えて保湿をしてくれます。
ユースキンのリップケアで最も嬉しいのは500円くらいで手に入れられるという、圧倒的なコスパの良さです。
こちらも手を汚さずに使えて、さらにコンパクトなためポケットに入れて持ち運ぶのにもちょうど良いです。
・THREE 「リップコンシャスプロテクター」
こちらは、リップ下地でありUVカット成分が入っています。
紫外線のダメージからしっかり守ってくれて日焼け止め効果もあり保湿もばっちりです。
白浮きせずにほんのりと発色もしてくれるので、唇の色補正効果もあります。
すっぴんの顔にも色味を与えてくれて、リップしか使っていないのに明るい印象になるでしょう。
唇に潤いとツヤを与えてくれるので、口紅がしっかりと発色します。
リップ下地ですが、これ1本で紫外線から唇を守り保湿をし、色もついてくれるのでスーパーへの買い物などちょっとした外出時にもぴったりです。
女性には嬉しい、毎日使えるアイテムと言えるでしょう。
・ニベア 「リッチケア&カラー リップ」
マカデミアナッツオイル・アボカドオイル・ホホバオイルの3つの高保湿・美容オイル成分が配合されていて、付けた瞬間からばっちり保湿をしてくれます。
オイルがたっぷり配合されていることから、塗り心地も滑らかで質感もこれまでのリップクリームとは違っています。
唇の体温で溶けてしっとりと馴染み、ふっくらとした唇に見せることができます。
色はシアーレッド、スモーキーローズ、フレンチピンク、ボルドーに、新色のラズベリーピンクを加えた5種類です。
オシャレをしたい気分の時、仕事などのシーンに合わせて使い分けられるため、OLから学生まで高い人気を集めています。
800円ほどとコスパも良いので、色違いで何本持っていても損はないでしょう。
・資生堂 「マキアージュ ドラマティックリップトリートメント」
コラーゲンやヒアルロン酸、オリーブ果実油や椿種子油、ホボバオイルなどの美容オイルにより、透明感溢れるツヤと保湿効果が得られるリップトリートメントです。
とにかく柔らかく溶ける付け心地に感動すること間違いないでしょう。
美容オイルや保湿効果がたっぷりでありながら、ベタつきは一切ありません。
マキアージュ特有のキラキラとした見た目も綺羅びやかなデザインで表現されており、華やかで女性らしさを誘ってくれます。
リニューアルして、さらに保湿力がアップし唇への定着度が安定しました。
色味はないですが、唇がツヤツヤに潤い角度によってキラキラして見えるので、ノーカラータイプの口紅としても使うことができます。
活動している昼間だけでなく、寝ている間のリップケアにも使えるでしょう。
とろける美容オイルをより実感するために、塗る時は下唇の真ん中にリップの先を2秒くらい当ててから外側の口角に向かってくるくると馴染めせてみましょう。
とても柔らかく作られており、出し過ぎると折れたり落としたり、ちょっとした衝撃で割れてしまったりすることがあるので、丁寧に扱いましょう。
■唇が荒れてしまう原因とは?
唇の荒れを治すためには唇が荒れてしまう原因を知ることも大切です。
荒れにくいリップを使う以外にどのように対策すれば良いのか、原因別に知っておきましょう。
・ストレス
心身共にストレスがあると、免疫力が下がって粘膜が荒れやすくなったり体に不調をきたします。
唇は粘膜の一部分であり、ストレスの影響を受けやすいため、ストレスを感じることで唇が荒れてしまいます。
不摂生な食事や乱れた生活リズムを改善したり、仕事やプライベートなどのストレスはなるべく発散するように心掛けましょう。
・栄養素不足
ストレスと似ていますが、栄養素不足も免疫力が下がり粘膜の荒れにつながります。
特にビタミンが不足すると唇は乾燥しやすくなるでしょう。
野菜や果物を積極的に取り入れたり、ビタミン剤やサプリメントを使って不足しないようにしましょう。
・きちんとクレンジングができていない
口紅やリップクリームの洗い残しがあると、唇は乾燥して荒れてしまいます。
睡眠時など休息を取る時に、しっかり唇も休ませてあげることも大切です。
ポイントリムーバーでしっかりと口紅やリップクリームが付いていない唇にしましょう。
クレンジング後やお風呂上りに唇の水分を拭く時、強く擦ってしまうと荒れる原因につながってしまうので、軽くタオルを当てて水分を吸い取るようにしてください。
・唇を舐めるクセや口呼吸をしがち
唇が割れてしまったり、乾燥を感じた時ついつい舐めてしまいますが、これは逆効果です。
唇を舐めることで一時的には潤いますが、唾液がすぐに乾いたり、舐めることで摩擦が起き余計に乾燥させてしまいます。
唇を舐める癖がある人はすぐにそのクセを治した方が良いでしょう。
鼻呼吸よりも口呼吸をするクセがある場合も、口を頻繁に使うことで口が乾燥しやすく唇にも影響が出ます。
睡眠時など無意識に口呼吸になりやすいので、マスクをつけて鼻で呼吸するように意識付けると良いでしょう。
・口紅やリップクリームが合っていない
ファンデーションやアイシャドウが肌に合う・合わないがあるのと同様に、口紅やリップクリームも唇に合わない場合があります。
自分の唇に合わない成分の化粧品を使っていることが唇荒れの原因かもしれません。
特にアトピーなどの乾燥肌の人など、敏感肌の人は気にかけましょう。
■唇の荒れが長引くなら「口唇炎」かも?!
唇が荒れてリップクリームなどのケアですぐに治る場合は乾燥が原因の荒れが原因だと考えられますが、長引く場合は口唇炎を疑います。
口唇炎とは、長い間唇全体の乾燥が続いたり、赤く腫れたり痛みやかゆみを伴う状態です。
口唇炎の場合、皮膚科や鹿口腔外科などの病院へ行き適切な処置を行う必要があります。
・接触性口唇炎
金属や食べ物などアレルゲンとなる物質が唇に接触することで起きる口唇炎です。
口紅やリップクリームなどの化粧品、クレンジングなどの洗顔料の成分が原因で起きることが多いです。
できるだけその原因の物質に接触しないことが一番の対処法ですが、なかなか難しい部分でもあります。
一般的にはステロイド剤や抗ヒスタミン薬で薬物治療を行います。
・アトピー性口唇炎
アトピー性皮膚炎の症状が唇に生じるもので、引き起こす人はアトピーを持っている人です。
アトピーは近年原因が分かりつつありますが、まだアトピーを取り除く明確な治療法は見つけられていません。
ステロイド剤やワセリンで炎症を抑えたり、保湿をして対処します。
・剥脱性口唇炎
唇の新陳代謝が過剰に行われることが原因で、唇の皮が異常に剥けたりそれを無理やり剥くことでかさぶたができてしまい唇も荒れてしまいます。
剥脱性口唇炎そのものを完治させる治療法はまだ存在せず、こちらもワセリンやステロイドを使って炎症を抑えたり保湿を行います。
・肉芽腫性口唇炎
唇がむくんだり大きく腫れ上がったりします。
痛みやかゆみは伴わず、見た目だけに表れます。
症状が繰り返されることで、唇がカチカチに硬くなってしまうこともあるのです。
原因ははっきり分かってないので明確な治療法はありませんが、ステロイド剤の注射をして腫れを抑えます。
■リップケアも試してみよう
上記でご紹介した通り、唇は粘膜が薄くバリア機能が低いためとてもデリケートな部分であり、少しの刺激でも荒れやすいです。
そのため、唇のケアを行い保湿してあげることがとても重要です。
・UVカットリップクリームを使う
紫外線から守るために顔や体などの皮膚だけでなく、唇も紫外線からしっかり守る必要があります。
紫外線を浴びることで唇が乾燥して荒れてしまったりシミができる原因へとつながります。
天気や季節は関係なしに、外へ出る時はUVカット成分が入ったリップクリームを使うようにしましょう。
・マスクで保湿をする
唇用美容液やリップバームを唇に十分に乗せてから、マスクをして30分くらい置いておきます。
30分後、ティッシュなどで優しく拭き取れば、唇はたっぷり保湿されます。
自宅にいる時はもちろん、通勤中などにもできます。
・パックをする
唇美容液やはちみつを唇にのせて、ラップを貼り付けて10分くらい時間を置き、パックをする方法です。
10分程度経ったら優しくコットンなどで拭き取ります。
角質が柔らかくなっている状態のお風呂や、お風呂上がりにやってみましょう。
間違ったリップケアを行ってしまうと逆効果です。
リップクリームを塗る時、左右に何度も往復させていませんか?
唇は縦にしわが入っているので、横に動かすことで唇は摩擦などの刺激により乾燥しやすくなります。
縦方向に塗ってあげることで、摩擦も少なく唇にしっかり保湿成分が入り込みます。
1日に何回もリップクリームを塗り直すという行為も、刺激が強いので注意が必要です。
多くても洗顔後のメイク前や食後、入浴後など1日6回程度が良いでしょう。
唇が荒れる原因やおすすめのリップクリーム、リップケアをご紹介しました。
どんなに綺麗な人でも唇がカサカサしていたり、唇から血が出ていては魅力が半減してしまいます。
本人も痛みを伴ったり、口紅が馴染まなければ気分は下がってしまうでしょう。
1本お気に入りの自分に合ったリップクリームは持っておいた方が良いです。
今回の記事を参考に、唇が荒れる原因を取り除き、しっかりとリップケアをしてぷるぷるの唇を手に入れましょう。