美肌を目指す人達の中で密かにブーム。『ビオチン療法』とは?

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こんにちは!
本日は、ニキビケアの一つでもある「ビオチン療法」についてご紹介していきます。

皆さんはビオチン療法というものをご存知でしょうか?

ニキビケアなどに有効であると言われているビオチン療法ですが、
なぜニキビに対して効果が期待できるのでしょう。

今回はニキビケアにまつわる俗説から、ビオチンの特徴、具体的なケア方法、
ビオチンを含んでいる商品などを含めてご紹介していきます。

これから取り入れたいと考えている方や、ニキビに悩んでいる方は、
ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

1.ニキビに困っているあなたへ

ニキビは思春期あたりからできはじめ、大人になっても大人ニキビや吹き出物と呼ばれ、
症状に悩む人は少なくありません。

そもそも、なぜニキビはできてしまうのでしょうか?

ニキビができてしまう原因は色々ありますが、偏った食事や睡眠不足、
ホルモンや自律神経の乱れ、紫外線、肌の乾燥、花粉、ストレスなどが関わっています。

肌には乾燥を防ぐために皮脂を分泌する働きがありますが、
思春期はホルモンバランスの影響で皮脂が過剰に分泌されやすく、
毛穴に詰まってしまうことからニキビができてしまいます。

また、大人になっても脂っこい食事は皮脂が増える原因となり、
乾燥肌の方は乾燥を防ぐために皮脂が余分に分泌されることも原因になります。

また、紫外線を浴び続けると肌のバリア機能が低下するため、
肌の水分量が減って乾燥肌になる恐れがあります。

肌の再生を担う成長ホルモンは睡眠時に多く分泌されていますが、
睡眠不足となると肌のターンオーバーの遅れが生じるので、
肌荒れやニキビができやすく、治りにくくなります。

このようにニキビの原因は1つではなく様々な理由が存在するので、
生活習慣の見直しや正しいスキンケアで改善していく必要があります。

ニキビケアの俗説

ニキビを防ぐためには皮脂と水分量のバランスを整えることが大事で、
日々のスキンケアが重要になってくると言えるでしょう。

有効なニキビケア法は色々ありますが、中には俗説も存在するので注意が必要です。
どのようなニキビケアの俗説があるのかご紹介しましょう。

■間違ったニキビケア

・ニキビを潰す
ニキビケアとしてニキビを潰し、治りを早くするケア方法があります。
しかし、このケア方法には潰していいニキビと潰してはいけないニキビがあることはご存じですか?

ニキビには段階があり、初期が白ニキビ、白ニキビが酸化した黒ニキビ、
炎症を起こした赤ニキビ、さらに悪化した黄ニキビに振り分けることができます。

ここで潰していいのは初期段階で起きる白ニキビ、もしくは黒ニキビです。

この2つのニキビは潰しても肌のターンオーバーによりニキビ跡が残りにくく、
むしろ皮脂を取り除くことで皮脂を餌にするアクネ菌の繁殖を抑制できるので、
早めに取り除くことが望ましいです。

しかし、赤や黄色のニキビは進行が進んでいるので潰すと細菌が別の場所に移ることや、
ニキビ跡として残ってしまうので避けましょう。

潰し方も大切で、消毒した針で穴を開けて専用器具で膿を出し、
消毒と炎症止めの薬を塗る手順があるので、皮膚科での施術が望ましいです。

・過剰な洗顔
ニキビの原因が皮脂とすれば洗顔で対処する人が多いでしょう。
例えば、ゴシゴシと強い肌で顔を洗う、1日何度も洗うといった過剰な洗顔は逆効果です。

過剰な洗顔は肌を傷つけ、また必要な皮脂まで洗い流してしまうので乾燥肌になり、
その影響で皮脂が過剰分泌するというサイクルを繰り返すことになります。

肌のバリア機能が弱まれば紫外線や花粉、細菌などの外的刺激に対する抵抗力が衰え、
肌の代謝も悪くなるので肌トラブルが改善しにくくなるでしょう。

■ニキビケアはビオチン療法がおすすめ

ビオチン療法は女優の奈美悦子さんが
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の治療で行ったことで広まりました。

ビオチンという成分を摂取することで体の中からニキビの原因を改善していくもので、
古くから湿疹の治療に用いられています。

ニキビや掌蹠膿疱症だけではなくアトピーや毛穴の開きといった
肌荒れ全般のトラブル改善に効果的です。

アトピーや花粉症は免疫の異常が関係していますが、
ビオチンにはアレルギーを起こしにくくする効果もあるとされています。

ビオチン治療法ではサプリメントを使った治療となるため、
副作用が起きる心配はほとんどなく、安全にニキビを改善することが可能です。

ビオチンとは?

ニキビや美肌に関するスキンケアの悩みは、多くの女性が抱えている問題です。
これまでご紹介してきたニキビケアに関する俗説は、
世間一般に言い伝えられてきた根拠のない知識です。

ここでは、ニキビケアに有効なビオチンについて解説していきましょう。

■ビオチンとは

ビオチンという言葉を初めて耳にした人のために、
まずはビオチンの特徴について紹介していきいます。

ビオチンとは1935年、オランダのケーグルによって卵黄の中から発見された成分です。
ビタミンB群に分類する水溶性ビタミンの一種でビタミンB7やビタミンHとも呼ばれています。

血液を滞りなく循環させる作用を持っていますが、美肌という観点からも注目されています。
皮脂の機能を正常に保ち、炎症を抑えることができます。
また、コラーゲンの生成にも深く関わっていることから
美容分野でも取り入れられているようです。

ビオチンが体内に不足してしまうと爪が割れやすくなったり
湿疹、ニキビなどができやすくなります。
また、寝付きが悪くなったり熟睡できないといった体の症状が見られる可能性もあるでしょう。

ですからビオチンを積極的に摂取することによって、肌に弾力が出てハリ・ツヤが出てきます。

酵素の働きをサポートする「補酵素」という役割を持っていることで、
糖の代謝にも有効なアプローチもしてくれます。

糖尿病との関わりも強く、ビオチン投与によってインスリン抵抗性を低下させ、
粘膜部の炎症や皮膚執権、血糖値などを改善できることも認識されています。

■ビオチンの1日の摂取量は?

美容やスキンケアに効果のあるビオチンの目安量は、成人の場合1日45μgとなっています。
腸内細菌によって供給されるため、通常な食生活においては欠乏症は発生しません。

ビオチンを多く含む食材は主に、
酵母、レバー、ししゃも、あさり、きのこ類、卵黄、豆類などです。

しかし、これらのビオチンの利用効率は食材によってかなり異なり、
小麦中のビオチンはほとんど利用されないでしょう。

サプリメントとしては他の成分と違い、薬事法により栄養機能食品以外は認可されておらず、
許容量は1錠あたりの上限が500μgと決められています。

■ビオチンが不足するとどうなる?

ビオチンは生体内でたんぱく質と結合した状態で存在しており、
消化過程の段階でたんぱく質が分解するとビオチンが遊離して空腸を中心に吸収されます。

また、ビオチンは卵白中に含まれているアビジンと強く結合し、
体内への吸収が阻害されてしまう特徴を持っています。

ですから、生卵白を大量に摂取しても欠乏性を伴うこともあるでしょう。
この現象を卵白障害と呼び、1日10個以上の生卵を食用すると卵白障害に陥ってしまう
可能性が高くなります。

その他の欠乏症は以下の通りです。

・白髪
・脱毛
・湿疹
・皮膚の炎症
・結膜炎
・疲労感
・筋肉痛
・リウマチ
・シェーグレン症候群
・クローン病
・むかつき
・吐き気
・食欲不振
・顔面蒼白
・性感異常
・前胸骨の痛み
・うつ
・味覚異常
・血糖値上昇
・不眠
・神経障害
・幻覚

ビオチンはたんぱく質と結合しやすい特徴があるため、
ホルモン検査や血液検査など幅広い分野で活用される一方、ハリ・ツヤなどの美容効果もあり
サプリメントの成分として取り入れられていることが多いです。

では次に、ビオチンを用いた具体的な療法や副作用について解説していきましょう。

具体的なケアの方法

ビオチン療法とは、肌荒れやニキビ、アトピー治療などに用いられている治療方法です。

この他、掌蹠膿疱症や急性・慢性湿疹、小児湿疹、脂漏性湿疹などに使用されてきました。
腸内細菌叢改善や便秘解消、花粉症などにも取り入れられることもあり、
免疫異常を改善する作用がありアレルギー症状を起こりにくくするといった効果もあるようです。

ここでは、美容やスキンケアに期待できるビオチン療法の効果や
おすすめのサプリメントについて紹介していきましょう。

■ビオチン療法の美容効果について

ビオチン療法ではビオチン(ビタミンB7)やミヤリサン、ビタミンCを同時に摂取した
スキンケア方法のことを言います。

皮膚病やアレルギー改善以外にも美白や美髪にも効果を発揮すると言われ、
女性にとっては魅力的なスキンケア法です。

肌あれやニキビなどを改善したいという方にピッタリの美容法とも言えるでしょう。

【ビオチン療法による美容効果】

・ニキビを治す(顔・胸・背中)
・ニキビ跡や赤みを失くす
・肌荒れや湿疹、皮膚炎、アレルギー疾患の治療緩和

■自分でできるビオチン療法

ビオチン療法はニキビ改善や美肌効果などが期待できますが、
改善のために必要なものはサプリメントの飲用です。

ビオチン療法の内容は基本的にサプリメントを飲むだけなので、
自身で進めていける改善方法と言っても良いでしょう。

【ビオチン療法に必要なサプリメント】

・ビオチン

ビオチン散は病院の皮膚科でも処方してもらうことができますが、
ネット通販で海外から取り寄せることも可能です。

十分な摂取を確保するためにも個人輸入によって、
大量のビオチンを購入しておくと良いでしょう。

・ミヤリサン錠

ミヤリサンは整腸や便秘、腹部膨脹感などに効果のある成分です。
病院からの処方だけに限らず、ドラッグストアなどで気軽に購入することができます。

・ビタミンC

ビタミンCはビオチンの効果をより高めるために必要な栄養素です。
ビタミンCの種類は問いませんが、
食事で補えない分をサプリメントでうまく補うようにすると良いでしょう。

■ビタミン治療のサプリメント摂取量は?

ビタミン治療は、ビオチン 5㎎ 1錠(5mg)、ミヤリサン4錠(40㎎)、
ビタミンC 1錠(350ミリグラム)を一緒に飲用します。

飲むタイミングは胃にかかる負担を考慮し、できるだけ食後に飲むようにしてください。
1日3回毎食後または、8時間おきに飲むと効果的です。

このビオチン療法はサプリメントを飲むだけの簡単な治療方法となっています。

■ビオチン療法での注意点

ここでビオチン療法を始める前に注意事項について確認しておきましょう。

・卵白や乳酸菌入りのヨーグルト

卵の白身や乳酸菌入りのヨーグルトは、ビオチンの吸収を妨げてしまう可能性があります。
少量であれば問題ありませんが、食べ過ぎないように注意しましょう。

・フォカリス菌が含まれる整腸剤は使用しない

ビオチンと相性が良いのはアシドフィリス菌で、反対に相性が悪いのはフォカリス菌です。
食品の中に含まれることは少ないのですが、
整腸剤を服用する際にはフォカリス菌が入っていないか確認しましょう。

・卵白を食べる場合は必ず火を通す

卵白のとりすぎに気を使う必要がありますが、どうしても卵の白身が食べたい場合は、
火を通してから食べるようにしてください。

・サプリメントを継続すること

ビオチン療法の効果は、人それぞれです。
始めてすぐに効果を感じる人もいれば、長期継続によって効果が表れる人もいます。

しかし、効果が出たからといってサプリメントの摂取をすぐに中止してしまうのでは
治療の意味がありません。

ビオチン療法は最低でも1~2年は服用を継続し、腸内環境を整えることが大切です。

ビオチン療法を取り入れることによって、ニキビ肌やアトピー肌を改善することができます。

美肌を実現させるためにあらゆる方法や対策を試してみたが効果がなかった、
挫折してしまったという方は簡単にできるビオチン療法を始めてみませんか?

ビオチンは美容やスキンケアだけでなく、健康・長寿にも非常に効果的です。
ビオチン中心の生活を取り入れて、体の内側・外側を綺麗にさせましょう。

「ビオチン」を含んでいる商品

■ビオチンが含まれているサプリメントをご紹介

ビオチン療法では主にサプリメントが活用されていますが、
どのようなサプリメント商品があるのでしょうか?

ビオチンが含まれている商品をご紹介していきましょう。

・ソラレイ ビオチン(ビタミンH) 5000mg 60粒

こちらはソラレイという企業から販売されているビオチンサプリメントです。
1粒中に5000mgものビオチンが配合されています。
1日あたり1粒の摂取で良いので、飲む面倒も少ないでしょう。

また、このサプリメントの特徴は、ダブルタイムリリース処方となっているという点です。
ダブルタイムリリースというのは、サプリ1粒で5000mgのビオチンを配合していますが、
全てが一気に消化吸収されるのではなく、半分だけが一気に消化吸収され、
もう半分はじっくり時間をかけて消化していくようになっています。

一度に5000mgが吸収されないのでビオチンが余分だと判断されにくく、
全てを効率的に摂取できるということになります。

天然型のビオチンを使用していたり、1日あたりのコストパフォーマンスに優れているという点も
評価できるポイントと言えるでしょう。

・トンプソン ビオチン(ビタミンH) 5000mg 60粒

トンプソンという企業から販売されているこちらのビオチンサプリメントは、
天然型のビオチンが1粒に5000mg配合されている高濃度ビオチンサプリメントです。
価格も比較的安く高品質です。

この商品はアメリカで最も売上の大きいビオチンサプリメントとも言われており、
高い効果が期待できます。
ただ、ソラレイのようなタイムリリース処方が行われていないので、その点には注意しましょう。

・ワカサプリ ビタミンB群 60粒

ワカサプリのビタミンB群というサプリメントには、
その名の通りビタミンB群やビオチンなどが配合されています。

上記で紹介したサプリメントに比べて1粒中に10mgとビオチンの配合量は少ないものの、
その他のビタミンも配合されているため、ビオチンだけではなく
他の栄養素もとりたいという方にはおすすめのサプリメントと言えます。

また、ソラレイとトンプソンはどちらも海外で販売されているサプリメントであり、
配合量も海外の人に合わせて作られています。

ワカサプリは国内GMP工場で日本人向けに製造・販売しているので、
安心度の高いビオチンサプリだと言えるでしょう。

■ビオチンが含まれているサプリメントの選び方

ビオチンが含まれている商品をいくつかご紹介してきましたが、
この他にもたくさんビオチンが含まれているサプリメントが販売されています。

その中から自分に合うサプリメントを見つけるためにはどのようなポイントを見て
比較していけば良いのでしょう?

ビオチンが含まれているサプリメントの選び方についても解説していきます。

・ビオチンの配合量は必ずチェックする

ビオチンサプリを選ぶ時に欠かせないポイントは、配合量です。
配合量が少なければ飲んでいる意味がありません。

基本的に厚生労働省で発表されているビオチンの目安量は、
1日あたり約50mgとされていて上限は特に設けられていません。

できれば50mg摂取できるサプリメントを選ぶようにしましょう。
ビオチンに上限量が設けられていないのは、水溶性ビタミンであるためです。

水溶性ビタミンは過剰に摂取したとしても体内に蓄積しておくことができず、
そのまま尿や汗となって排出されてしまいます。
ですから、できるだけビオチン配合量が多い商品を選ぶと良いでしょう。

・添加剤が少ないもの、もしくは無添加のものを選ぶ

サプリメントには体内にとって良い働きをしてくれる栄養素以外に
添加物が含まれていることもあります。

添加物のせいで胃が荒れてしまったり、余計な成分を体内に蓄積してしまったりするため、
できれば添加物の少ないもの、もしくは無添加のものを選ぶべきです。

せっかくたくさん配合されたビオチンを体内に入れても、
添加物のせいできちんと吸収できなくなってしまうこともあるので注意しましょう。

・天然ビオチンを取り入れよう

ビオチンには「合成ビオチン」と「天然ビオチン」の2種類があります。

合成ビオチンは天然ビオチンとは異なり、人工的に作り出した成分になるのですが、
実は天然ビオチンよりも効果が期待できず、
血流促進できないので栄養素が体内に届けにくい状態となってしまうのです。

ビオチン療法は基本的に天然ビオチンを使う方法を推奨しています。
そのため、ビオチン療法で活用するサプリメントは
天然ビオチンが使われているサプリメントを取り入れるようにしましょう。

天然ビオチンの方が値段は高いものの、その分、肌への効果が期待できます。