コンビニ弁当はジャンクフードと並んで、栄養が偏りやすく、高カロリーのものが多いのでダイエットに適さないとされていました。
しかし、最近は栄養バランスを意識したお弁当やヘルシーさが人気のサラダチキンなどが登場しています。
つまり、コンビニ食品でもダイエットは可能であり、「コンビニ=不健康」というイメージは今では時代遅れかもしれません。
今回はコンビニご飯で手軽に痩せるための注意点やおすすめ商品をご紹介していきましょう。

1.コンビニごはんは不健康なのか
そもそも、なぜコンビニごはんは不健康と呼ばれているのでしょうか?
まずはその理由や近年の食品傾向についてご紹介しましょう。
■コンビニごはんが不健康と言われる理由
コンビニの食品は昔から体に良くないと言われていますが、その理由には様々なものがあります。
・添加物が多い
味付けや品質を維持するために食品添加物が使われており、それが悪いイメージを与えているようです。
例えば、おにぎりなら製造機にくっつかないように防ぐ目的や保湿・保存のために植物油を混ぜています。
保存料・着色料不使用と書かれていても、防腐剤を添加して品質を維持していることも多いです。
無添加が安全というイメージが強いことから、添加物=体に悪いという印象が根強く残っているのです。
しかし、実際加工食品に入っている添加物は少量なので、健康被害を与える心配はないとされています。
そのため、コンビニの食品を食べたからと健康被害を訴えることはまずないでしょう。
むしろ、添加物が入ることで品質が維持され、また調理や詰める作業も機械化されているので手作り弁当やおにぎりよりも衛生的には良いとも考えられます。
・手軽な分、食事が偏りやすい
コンビニではおにぎりやご飯類、パン類、麺類、揚げ物類、サラダ類、スナック菓子など様々な食品が手に入ります。
自分の食べたいものが気軽に帰る手軽さがコンビニの魅力です。
しかし、好みの食べ物ばかり食べてしまうので、それにより食事が偏ってしまいやすいことが不健康というイメージにつながっているのでしょう。
例えば、お弁当ならそれだけでお腹が満足してしまうので、摂取される栄養が限定されます。
毎日同じ弁当なら摂取できる栄養が偏ってしまいます。
おにぎりやお味噌汁だけという少食の場合は、栄養が足りないという事態にもなりかねません。
中にはご飯よりもお菓子ばかり買ってしまう人も多いでしょう。
いずれにしても、バランスを考えず食べたいものばかり食べるという生活が続きやすいので、栄養バランスの乱れや栄養不足に陥るリスクが考えらます。
お弁当の場合はカロリーが1000近くあるので、カロリーオーバーになりやすいことも不健康と言われる理由でしょう。
■ヘルシー食品が増えている
コンビニで取り扱う食品は以前と比べて多様化しており、ヘルシーさに特化した食品が多数用意されています。
組み合わせ次第でダイエットに効果があったり、お弁当だけでは補えない栄養を補給できたりします。
例えば、同じサラダでもコーンスローやポテトサラダなど定番のものから、食物繊維が豊富な海藻サラダや栄養価の高い豆類が入ったビーンズサラダなど色々な種類が充実しています。
また、野菜がたっぷり入ったあんかけ弁当や野菜スープ、大麦ご飯などがあります。
ダイエット向きの食品として人気なのが「サラダチキン」です。
サラダチキンは低糖質・低カロリーかつ高タンパク質な食品なので、ダイエットや運動に取り組む人に適しています。
最近はプレーン味以外にもハーブやスモーク、カレー味などフレーバーも豊富なので、飽きずに食べられます。
蒸したチキンなのでそのままサラダなどトッピングに使えるだけではなく、そのまま食べても腹持ちが良く満足感があるのでダイエットに適した食材と好まれているのです。
最近は脂肪ゼロのヨーグルトやグラノーラ入りスイーツ、寒天など過度の間食を抑えてくれる低カロリースイーツも充実しています。
ドリンクでも各メーカーから発売されている脂肪や糖の吸収を緩やかにする飲料も購入可能です。
健康志向な人が増えた時代なので、コンビニもそのニーズを理解して商品を用意しています。
不健康かどうかはコンビニごはん自体に原因があるのではなく、あくまでも自分が何を意識して食事を選んでいるかが明暗を分けるのではないでしょうか?
2.コンビニダイエットするときの注意点
最近のコンビニごはんは、健康に気を使っているものも増えているので、安心して食べられるものが多くなっています。
そのため、コンビニダイエットを実践するという人も増えているのです。
続いては、コンビニダイエットする時の注意点について見ていきましょう。
■コンビニごはんに対するマイナスなイメージを取り払う
コンビニごはんというと、太るとか体によくないというイメージを持つ人も少なくありません。
また、コンビニごはんをランチに食べるのは恥ずかしいと感じる人もいます。
このようなマイナスなイメージを持つ人は、味や健康よりもコスパの良さを重視していた時代の商品を想像している傾向が強く、最近のコンビニごはん事情を知らないというケースもあります。
しかし最近は、健康志向の人が多くなってきたことから、美味しくてヘルシーなコンビニごはんも増えているのです。
コンビニダイエットを行うのであれば、まずはコンビニごはんに対するマイナスなイメージを取り払うことを意識してみましょう。
■コンビニごはんは糖質の計算が楽だということに注目してみる
ダイエットで多い方法に糖質を制限するというものがあります。
糖質量を計算しなければいけない糖質制限ダイエットは、糖質量の計算が面倒くさいと感じてしまう人が多く、挫折してしまう人が多いダイエットの1つでもあります。
しかし、コンビニダイエットの場合はその面倒な糖質量の計算がとても楽になるというメリットがあるのです。
なぜそのようなメリットがあるのかというと、コンビニごはんには糖質量が明記されているからです。
そのため、とても計算しやすくなります。
コンビニごはんというとマイナスな側面ばかり気になってしまうかもしれませんが、ダイエットを成功させるための利害関係だと割り切ることができれば、前向きにコンビニダイエットをスタートできるでしょう。
■コンビニ弁当を買うのではなく単品をセットを購入する
コンビニには、お弁当も売っています。
しかし、コンビニ弁当はカロリーも高く、栄養のバランスも良くないというケースが多くなっています。
つまり、コンビニ弁当ばかり食べていると太ってしまう可能性が高くなるのです。
中には、パスタや焼きそばだけを買う人もいますが、それでは炭水化物の摂取量だけ多くなってしまい、栄養バランスが偏ります。
そのため、コンビニごはんをするのであれば単品をセット購入するようにしましょう。
そのような状態を回避するためには、単品をセット購入が理想的です。
ビタミンが含まれているサラダ、タンパク質が含まれている肉や魚、脂質や炭水化物が含まれているおにぎり、ミネラルが含まれているスープをバランス良く購入することで、コンビニごはんであっても栄養バランスの良い食事ができます。
3.おすすめの商品を紹介します
最後に、コンビニダイエット成功させるために知っておきたいおすすめ商品をご紹介しましょう。
■セブンイレブンの豚しゃぶサラダ
セブンイレブンの豚しゃぶサラダは、柚子胡椒ポン酢であっさりと食べられるサラダです。
豚しゃぶがサラダの上に乗っているため、ボリュームたっぷりで満腹感を得やすい商品となっています。
とてもボリュームはありますが、170kcalという低カロリーで、炭水化物もほぼ0gなので、ダイエットの心強い味方となるでしょう。
ダイエットを成功させるためには、ストレスを溜めないことが重要です。
そのため、カロリーと炭水化物が少なく、満腹感を得られる食品を見つけることが大きなポイントになると言えます。
また、ダイエットをしていると筋肉量が落ちて、基礎代謝が下がってしまうことがあります。
豚肉が入っている豚しゃぶサラダは、筋肉量を維持するためにも必要なタンパク質がしっかりと含まれているため、まさに最強のダイエット食品だと言えるでしょう。
■ファミリーマートのとうふそうめん風
ファミリーマートのとうふそうめん風は、84kcalと非常に低カロリーの商品で、炭水化物も10gくらいと少なくなっています。
そうめんを食べるよりもかなりヘルシーなので、暑い夏のお昼ごはんなどに最適です。
しかし、量も少なめになっているため、人によっては満足感を感じにくい可能性もあります。
■丸美屋の野菜を食べるケイジャンスープ
丸美屋の野菜を食べるケイジャンスープは、野菜をたっぷり摂取できるスープです。
味付けも濃いめになっているので、満足感も得やすい商品だと言えるでしょう。
ダイエット中にはあっさりとした食品を食べることが増えるため、丸美屋の野菜を食べるケイジャンスープのような濃い目の味付けの商品もたまには食べたくなるものです。
もちろんこのスープでなくても、炭水化物が入っていなければどれでもダイエットに向いているので、好みのスープを探してみてください。
■ファミリーマートの蒸しとりのサラダ
ファミリーマートの蒸しとりのサラダは、このサラダは先ほど紹介したセブンイレブンの豚しゃぶサラダと同じような理由でおすすめの商品となっています。
鶏肉もダイエットの心強い味方になってくれるので、近くにファミリーマートしかない場合は蒸しとりのサラダを買ってみると良いでしょう。
1つ気を付けなければいけないのは、ファミリーマートの蒸しとりのサラダにはドレッシングがついていないということです。
そのためファミリーマートの蒸しとりのサラダを買うのであれば、ドレッシングも忘れずに購入するようにしましょう。
■ファミリーマートのファミチキ
ファミリーマートのファミチキは、タンパク質が多く炭水化物が少ない商品です。
つまり、ダイエット中にどうしても空腹が我慢できなくなった時の間食としておすすめできる商品だと言えるのです。
お菓子を食べるよりも、炭水化物が少ないファミチキを食べた方が、ダイエットは成功しやすくなります。
ただし、脂肪分と炭水化物がセットになってしまうと、脂肪が体に吸収されやすくなってしまいます。
そのため、炭水化物を摂取するのであれば、ファミチキは避けた方が良いということになるでしょう。
4.まとめ
コンビニごはんは、太ってしまうというイメージや健康に良くないというイメージが強いです。
今でもそのように考えている人は少なくありません。
しかし、最近のコンビニごはんは、健康志向の人が増えているという時代の流れに合わせて、ヘルシーなものが多くなってきました。
ファミリーマートのとうふそうめん風や蒸しとりのサラダ、ファミチキ、セブンイレブンの豚しゃぶサラダ、丸美屋の野菜を食べるケイジャンスープといったコンビニで購入できる商品であっても栄養バランスなどを考えているもの、ダイエットの見方になるものは少なくないのです。
つまり、コンビニごはんを上手く活用できれば、美容を意識しながら手軽なダイエットができるということになります。
ただしコンビニダイエットをするのであれば、コンビニごはんに対するマイナスなイメージを取り払う、コンビニごはんは糖質の計算が楽だということに注目してみる、コンビニ弁当を買うのではなく単品をセット購入する、コンビニごはんは買う順番を意識するといった意識改革も必要です。
マイナスなイメージを持ったままではストレスが溜まってしまい、結局ダイエットがうまくいかないという結果を招いてしまう可能性があるからです。